位置情報データ活用を推進する「LBMA Japan」とは?
こんにちは!日野コンピューターシステム株式会社のブログへようこそ。 今回は、位置情報データ活用マーケティング・ビジネスを推進する事業者団体「一般社団法人LBMA Japan」(以降、LBMA Japan)についてご紹介します。近年、位置情報データの活用が注目されており、様々な分野で活用されています。本記事では、「LBMA Japan」の概要とHCSの関わりについて解説します。
1.「LBMA Japan」とは?
一般社団法人LBMA Japan(ロケーションビジネス&マーケティングアソシエーション)は、位置情報データを活用したビジネス・マーケティング・サービス施策を促進する非営利社団法人です。業態・業種に関係なく加盟することができ、2025年7月時点で 109社・団体が加盟しています。
出展:https://www.lbmajapan.com/
主な活動として下記を企画、推進しています。
・位置情報データを活用したマーケティング・サービスの推進
・位置情報データ活用のマーケティングの共通指標の策定
・カンファレンスの開催等、ロケーションベースドマーケティングの普及活動
・「デバイスロケーションデータ:共通ガイドライン」のアップデート・運用
・LP(Location Privacy)マーク、LPコンサルタント認定制度の運用
・Location-GXガイドラインのアップデート・運用
その他、大学で位置情報ビジネスについての講演も行ったりもしています。
2.「LBMA Japan」と「HCS」のかかわり
HCSでは、日野自動車製トラックから取得できるトラック位置情報の活用を推進するため、LBMA Japanのプラチナメンバーとして加盟しています。LBMA Japan が公表している日本国内に於ける位置情報ビジネス&マーケティングを展開する企業を中心とした2025年度位置情報カオスマップ(2025年8月更新)において、HCSは「データ収集」、「データ分析」、「データ活用」に位置付けられています。
また、LBMA Japanを通じで出会った株式会社ナイトレイ社が提供する、国内各地の道路インフラの維持管理業務の高度化と DX を実現することができるサービス「CITYINSIGHT 道路維持管理支援サービス」とのトラックプローブデータ連携も開始しています。
(https://www.hino-cs.com/pdf/news20250520.pdf)
この「CITY INSIGHT 道路維持管理支援サービス」は”第3回位置情報アワード 2025”において、優秀賞にも選出されており、非常に社会的意義も大きいと感じています。
3.「LBMA Japan」の良さ
市場として間もない位置情報業界において、特にニッチなトラック位置情報の活用を推進することは簡単なことではない感じています。そんな中「LBMA Japan」に入会したことで、トラック・バス位置情報をより社会課題解決に役立てられると感じています。具体的には、先ほどのカオスマップのになぞると「データ収集」の位置づけとしてお互いのデータを補完することによるデータ量拡充や「データ分析・データ可視化」を得意とする企業の連携など、様々な企業間との共創により弊社のビジネス展開ができるようになりました。特に市場がこれからの位置情報活用に関し、LBMA Japanの会員企業・団体様との様々な共創をさせていただくことで、幅広い業種への利活用、ユースケースの創出が可能となり、改めてデータホルダーである日野がトラックデータの魅力や強みを再認識できました。業界内での弊社の役割についても理解が深まったと感じています。
4.「LBMA Japan」主催のイベントへの参加
「LBMA Japan」では様々なイベントを開催しています。ここでは過去に弊社が参加したイベントについてご紹介します。
位置情報ビジネスセミナー@岩手大学(2024年12月)
位置情報データを活用したビジネスに興味がある方に限らず、学生の皆様にも多くご参加頂きました。位置情報データがどのように有効活用され、事業が成り立っているか、各登壇企業の業務内容なども合わせてご紹介する機会となりました。私(三好)もトラック・バスデータの活用可能性について講演させていただきました。
第2回 ロケーションビジネス&マーケティング EXPO2025(2025年5月)
位置情報データ活用ビジネス・各省庁・学術機関が取り組む最前線を展開するイベント「第2回 ロケーションビジネス&マーケティングEXPO2025」が東京浜松町(東京都産業貿易センター浜松町館2F)にて開催されました。
HCSもブースを出展し、トラック位置情報データの活用事例について展示を行いました。私(三好)もカンファレンススピーカーとして、「トラック・バスのコネクテッドデータの可能性について語る」をテーマに、最新動向とHCSの取り組みをご紹介させていただきました。
ポッドキャストによる配信
トラック・バスのデータの可能性について、ポッドキャストで配信しています。
https://www.youtube.com/watch?v=GMI1ZpYpWmU
5.まとめ
「LBMA Japan」の概要と活用についてご紹介させていただきました。「LBMA Japan」は、弊社が位置情報データ活用を進めるにあたり不可欠な存在となっています。位置情報データにご興味がある方は是非お気軽に本団体までお問合せしてみてください。素敵な事務局の方々が、親身になってご対応してくださると思います。
我々は、位置情報に関わる企業が集まる「LBMA Japan」の中でも数少ない、トラック・バスの位置情報データを「収集」・「分析」・「提供」まで一気通貫で行っています。トラック位置情報は「物流」を捉えるデータ、言い換えると「産業」や「経済」を捉えるデータであると考えております。データ活用に興味がある、物流課題にお困りでしたら、ぜひ、HCSまでなんなりとお申し付けください!
関連商品:日野コネクティッドデータサービス
この記事を書いた人
日野コンピューターシステム株式会社 ソリューション推進部 三好




