【運行管理者様へ】「深夜の1台」を待つ残業、なくしませんか?業務前自動点呼の先行実施要領を分かりやすく解説!
こんにちは!日野コンピューターシステムのブログへようこそ!運行管理者の皆様、毎日のお仕事本当にお疲れ様です。
現場のお客様から、よくこんなお悩みをお聞きします。
「深夜に帰ってくるトラックが1台だけある。その点呼のためだけに、管理者が残業して待っていないといけない…」
「早朝と深夜の点呼対応で、管理者の睡眠時間が削られている…」
そんな過酷な現状を変える切り札として、今「業務前自動点呼」が注目されています。
今回は、運行管理者の負担を劇的に減らすこの制度について、先行実施要領のポイントを分かりやすく解説します。

1.なぜ今、「自動点呼」が必要なのか?
背景にあるのは、運送業界の深刻な「高齢化」と「人手不足」です。
日本の生産年齢人口は減少の一途をたどっていますが、運送業界はそのスピードがさらに深刻です。

現在、業界で働く方の約48%が50代以上。ドライバーだけでなく、運行管理者も高齢化し、人手不足に陥っています。

さらに、データを見ると運行管理者の業務の中で最も工数(時間)を使っているのが「点呼」です。
繁忙期には3割の方が「月46時間を超える残業」をしているというデータもあり、ここをICT(情報通信技術)で効率化しない限り、現場は回らなくなってしまいます。


2.「業務前自動点呼」とは?
これまでの法律では「対面点呼」が原則でしたが、要件を満たした機器を使えば、運行管理者がその場にいなくても点呼が可能になりました。
仕組みはシンプルです。
ロボットやシステム(ICT機器)が、管理者の代わりに以下の確認を行います。
① 本人確認: 顔認証などの生体認証で「なりすまし」を防止。
② 体調確認: アルコールチェック、体温、血圧などを測定。
③ 車両確認: 日常点検の結果を確認。
④ 判定: 全て問題なければ「運行可」と判断。
※もし異常値が出た場合は、システムがストップし、そこではじめて運行管理者に連絡がいき、人間が判断します。つまり、「何もなければ自動でOK」になるのです。
3.始めるにはどうすればいい?(要件と手順)
「うちも導入したい!」と思ったら、以下の準備が必要です。
① 必要な機器を揃える 🤖
ただのスマホやPCでは認められません。以下の機能を備えた「認定機器」が必要です。
• 生体認証機能: 顔認証などで本人を特定できること。
• 測定機能: アルコール検知器に加え、血圧計や体温計など。
• 記録保持: 点呼の様子や結果を1年間保存できること。
② 申請手続きを行う 📝
現在は「先行実施」の期間中です。
• 実施期間: 2025年3月31日まで(予定)
• 申請先: 国土交通省の委託事業事務局(現在は株式会社野村総合研究所などが担当)
• 流れ: 申請書を提出し、認可を受けた後、実施状況を定期的に報告します。
4.導入のメリットは「安全」と「ゆとり」
業務前自動点呼を導入することで、以下のメリットが生まれます。
• 残業時間の削減: 「深夜の1台」を待つ必要がなくなり、管理者が早く帰れます。
• ミスの防止: 機械が客観的に数値を判断するため、見逃しや記録漏れがなくなります。
• 人手不足対策: 限られた人数の管理者でも、法令遵守(コンプライアンス)を守った運営が可能になります。
まとめ
自動点呼は、決して「手抜き」ではありません。
テクノロジーの力を使って、より確実な安全管理と、人間らしい働き方を両立させるための進化です。
日野コンピューターシステムでは、この自動点呼に対応したサービス「e点呼セルフ」などを取り扱っています。
「申請が難しそう」「どんな機器がいいかわからない」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
運行管理者が笑顔で働ける環境を、一緒に作っていきましょう!
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国土交通省の認定要件に対応した、最新の自動点呼ロボット・システムです。
この記事を書いた人
日野コンピューターシステム株式会社 ソリューション推進部 部長 重藤




